相場の転換点

相場の転換点
本日の米雇用統計は11月非農業雇用者数1.1万人減(市場予想12.5万人減)、11月失業率10.0%(市場予想10.2%)と市場予想を上回りました。先日の新規失業保険申請件数も45.7万件(市場予想48.0万件)と、市場予想を上回っています。これにより円安が加速し、現在では89円半ばとなっています。
まず、11/27に付けた84.82から長い下髭を付けました。それと同時に、NYダウが上昇し始めたわけです。ヘッジファンドは株に関してはずっと売り越していたわけですが、この時点では買い越しに転じていました。これらの要因を考えると間違いなく上昇相場に転換させようとする意図が働いていると感じます。
おいらは、相場には見えない力が働いていると思っています。(ですから投資のルールを決めるという意見が多いのです。でないと50%の勝率にならないからです。要は、相場では50%の勝率を得ることすら難しいという事で、ルールを守れば少なくとも50%の確率は守られます。後はひたすらファンダやテクニカルを読むセンスに収斂するということです。)
現在の経済不況の根幹は何も解決していません。ですからその内、この株価の上昇は必ず再度下落に転じると思います。ファンド筋がロングに転じるということは、一時的に大きく流れが変わります。ニュースなども上昇に向かっているなどと報道し始めるので、乗り遅れてはいけないと一般投資家はこれについていきます。(ポジションを持っていないと怖いのです。)そしてほどなくファンド筋が売りに転じるわけです。当然、一般投資家が売りぬけられる程甘くはありません。(もし、ロングでついていくなら腹八分で利喰いすることを勧めます。)
よく「休むも相場」と言いますが、危険な相場に乗らずに我慢することも、損失を減らすことになります。
今回は、ファンダメンタル(インチキ?)もテクニカルもロングを示唆しています。これにファンドが買い越しに転じたわけですから、しばらくはロングでしょう。そこそこ買い持ち高が大きくなったところで、突き落としに来るはずです。上昇していくのを我慢(傍観)するのが難しいわけですが、おいらは貴金属も為替も知らん顔でやり過ごします。
年末ですし相場はそこそこにして、知人と呑むのが一番でしょう!
今日の相場
USD/JPY 89.64
EUR/JPY 133.99
金(国内小売)  3615円/g
白金(国内小売) 4494円/g
USD/JPYは先日の記事のとおり、90円前後がターゲットとなります。ここら辺で一旦調整した後は、じりじりと95円辺りまで上昇してもおかしくはありません。今後、12/11のミシガン大学消費者信頼感指数、12/16の住宅着工件数、12/22中古住宅販売件数などと米経済指標は続きますが、大きなインパクトはないと考えています。
長期ポジションを取ろうとせず、デイトレロングでコツコツやるのが一番でしょう。
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