今から始める金投資について

今から始める金投資について
金はペーパーマネーの信用リスクが大きくなっているため、インフレリスクの回避という観点から人気が高まっています。特に金地金の保有の有用性を、今まで記事にしてきました。では、実際に今から金投資をするときの注意点や考え方をまとめておきたいと思います。
まず、現状の金価格は明らかに高値水準であるため、金価格の下落リスクも大きくなっているということがあります。金の価格は変動していますが、現在の金は3000円/g付近で推移しています。金は一時1000円/gを割ったことがある反面、6000円/gまで高騰したこともあります。では今の価格は平均的な価格かというとそうでもありません。金が高騰するのは数年の短期間で、戦争や恐慌などが起こったときに高騰します。収束するとすぐに下落しますので、金が高騰するのは2〜3年と見た方が良さそうです。世界情勢が安定している間は、1000円〜2000円/gで推移していますので、大体はこの価格に落ち着くと考えてよいと思います。すると3000円はやはり高値水準であるといえるでしょう。おいらは今回の金融危機は、これからが本番だと思います。なので高値ではあっても保険という意味で、資産の10%程度は金地金を保有するのがよいと考えています。うまくこのまま金融危機を乗り切ったとすれば、保険として保有していたはずですから、ほったらかしておけばいいと思います。金の現物保有は資産保全という意味合いが強く、攻めの資産ではないことを理解しなければいけないと思います。
では、金現物保有や金ETF金先物取引に信用リスクは無いのでしょうか。金ETF先物には、業者の信用リスクがあり、金現物投資では偽物を掴まされるリスクと盗難や紛失するリスクがあります。金ETFなどは現物の裏付けがあるとされていますが、最後まで信用できるかといえば疑問が残ります。とにかく現物を手元においていない限り、信用リスクがあると考えた方が無難です。
また、仮に世界恐慌などが起こった場合、金価格の上昇はそんなに長くは続かず、あっという間に急騰し、早晩下落すると思われます。金は金利が付かないため、金融危機を乗り切ると株などのパフォーマンスの高い投資にお金が移動するからです。このように、問題を乗り切るとすぐに金価格は下落するため、現在の高値で購入した場合、特に金ETF先物は売り時を誤ると大変です。金価格が安定期に入ると、10年とか20年は1000円〜2000円/g程度で推移する可能性が高いからです。
金の現物保有は守りの金投資、金先物取引などは攻めの金投資といえるでしょう。
あと、よくコツコツ購入して、ドルコスト平均法の効果を得ようとしますが、それは景気が良くて価格が安定している時に実践することです。現状から購入する人は、残念ながらその時期を逃したわけですら、諦めて保険という意味である程度のリスクをとり、まとまった量を購入する必要があります。なぜなら、金融危機のリスクは目前に迫っていて、金価格はすでに高騰している途中だからです。ここからコツコツ購入して、1年後に資産保全といえる量を買い増すことができるでしょうか?1年後なんて、経済がひっくり返っていてもおかしくありません。もちろん今現在、金融危機は収束したと考えている人は、金の現物にこだわらなくてもよいと思います。
今日の相場
USD/JPY 91.28
EUR/JPY 134.95
金(国内小売)  3144円/g
白金(国内小売) 4192円/g
USD/JPYは揉み合っているようですが、変動が激しそうです。こういう時はスキャルやデイトレが良いのでしょうが、あいにくおいらは時間が無くて参加していません。昨日は60pips程度の損切りとなりました。今月は積極的な取引はせず、様子見に回りたいと思います。今後の相場見解は、揉み合いから円安方向ではないかと思っています。
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