米国経済の危機的状況が米国債の暴落を招く

米国経済の危機的状況が米国債の暴落を招く
最近、NYダウと日経平均が揉み合いつつも上昇しているようです。昨日も与謝野大臣が「景気は底打ちした。」などと発言していたようですが、現在の状況はそんなお気楽な状況ではありません。
近い将来、米国で社会的な大問題となる恐れのある事柄があります。それは米国債の暴落(長期金利の暴騰)です。サブプライムショックから始まった金融危機を各論的にみてみると、住宅公社(フレディーマック、ファニーメイ)問題、シティーバンク問題、AIG問題、リーマンブラザーズ破綻、ビックスリー問題などがありましたが、これらの問題解決に政府は巨額の資金を投入しています。そして、この政府救済の動きはこれで終わったわけではなく、今後も継続的に行われるはずです。途中から時価会計基準を放棄し、問題を先送りにしている各銀行や証券会社の財務状況が表に出れば、政府は救済するでしょうし、地方の財政悪化にも巨額のお金が投入されることになると思われます。ちなみに各銀行などは政府からの資金を返還しましたが、財務状況が改善されたと思うのは時期尚早と言わざるを得ません。おそらく、会計基準を捻じ曲げて表面的に取り繕っているだけで、巨額の負債を保持していると思われます。では、なぜ資金を返却したかというと、健全性のアピールと政府による干渉を嫌ってのことでしょう。そのうちここら辺の問題が表面化してくると思われます。
さらに各論的に挙げれば、プライムローンやオルトAを証券化した住宅ローン担保証券、商業不動産担保証券ジョージ・ソロス氏やウォーレン・バフェット氏も懸念しているクレジット・デフォルト・スワップ、資産(債務)担保証券などの問題があり、これらが表面化するたびに、政府は財政出動をすると思われます。
救済には米国債を発行することになりますが、このような無茶苦茶な財政出動が、そのうち米国債の信用失墜となり、金利の上昇圧力から米国債は暴落すると思われます。
これは通貨の暴落に直結していますので、資産を守るなら信用リスクの無い金現物保有が極めて重要であるといえます。
今日の相場
USD/JPY 96.70
EUR/JPY 134.57
金(国内小売)  3084円/g
白金(国内小売) 4060円/g
現在、スクエアです。
為替は行ったり来たりしていますが、振れ幅が多少縮小しているようです。今回もUSD/JPYは94円台をつけずに折り返しました。この後の上昇もこれと同じとすれば97円後半までの上昇で失速するのではないかと考えています。ちょうど一目均衡表の雲下限でしょうか…。なので97円後半でショートメイクしようと思っています。
金価格は多少戻して上昇していますが、為替が円高に振れるともう少し下落しそうなので、USD/JPYが円高方向にブレイクすることを願って、様子見とします。先日、超短期で保有した金、プラチナ先物は多少の損切りとなりました。評価額はプラスだったのですが、マーケット注文(MO)FaK仕切注文をオーダーしたら滑ってマイナスで決算されてしまいました。ガーン。
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