GM破綻がプラチナ価格におよぼす影響

GM破綻がプラチナ価格におよぼす影響
日本政府は、GMのチャプター11の申請が日本の部品メーカーに及ぼす影響について、支払いに対する不安は無いと認識しているようです。(どうせ公的資金を使うからでしょう。)　しかし、支払いに不安が有るか無いかが焦点になっていることは、再建については夢のまた夢…ということなのでしょうか？
そもそも、GMはハイブリットなどの開発が遅れ、低燃費、低価格などの消費者ニーズに応えられていたとはいえませんでした。社員への福祉は手厚かったのでしょうが、それは膨大な人件費がかかるということで、経営を圧迫することになります。企業の規模が大きいがため、このような、自動車業界を取り巻く環境の変化について行けなかったのではないでしょうか？今後スムーズに再建ができるかといえば、困難と言わざるを得ないでしょう。
では、自動車業界全体としては、低迷し続けるのかというとそうではなく、新興国に市場が移り、それなりの成長が見込めると思います。大局ではコモディティー全般は上昇基調にあると思っています。金やプラチナも今後、新興国の成長や先進国の金余りという要因から、しっかり底支えされ上昇すると思っています。
ただ、目先では多少の乱高下をする可能性があり、おいらがプラチナの下落要因として重要と思っていることがGM問題、IMFの金の売却(プラチナの連れ安)、ファンドのレパトリの3点だったということで、現在ではこれら要因で下落しても限定的ではないかと、多少楽観視しています。ちなみにGM問題も、いきなりチャプター7の適用となれば、インパクトはもっと大きかったのでしょう。
今日の相場
USD/JPY　94.90
EUR/JPY　134.73
金　　　　3176円/g
プラチナ　3935円/g
USD/JPYはショートを継続しています。追加でAUD/USDとCAD/USDを買い戻しました。クロス円も、米ドル売りも順調に上昇(円安、米ドル安)していますが、これだけの上昇ですから、調整も大きくなる可能性があります。ストップを忘れないように取引をしています。
金とプラチナは、ここから多少の上下はあっても基本的に底堅く上昇すると思われますので、金ミニとプラチナミニでそれぞれポジションをとりました。ちょっと高値でつかまされた感がありますので、ナンピンできる資金は残しておきました。
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