日本が巨額の赤字国債を発行できる理由

日本が巨額の赤字国債を発行できる理由
世界中でここまで赤字国債を増発できる国は、日本とアメリカしかないのではないでしょうか?日本の場合、その理由を考察してみると、やはり原因となる事情がありそうです。
まず、一つは日本の国債の引き受け手が、国内の企業、生保、各共済組合などであり、海外の企業などはあまり日本国債を購入していないことが挙げられます。もし、日本国債を海外で消化しているとしたら、無理な赤字国債の増発を行うと厳しいクレームがつき、場合によっては信用力を失い国債価格は暴落することになります。日本のように国債を国内で消化していれば、赤字国債を増発してもクレームがついたりしないので、政府は増発しやすいということになります。一方、国債を引き受けている日本国内の運用団体は、もう運用先が日本国債くらいしかないため、仕方なく日本国債で運用しています。このような背景があり、国内の運用団体からはクレームなどはあがりません。(しかし、引き受け額は減少しているはずです。)
もう一つは、巨額の国民金融資産があるため、日本全体としての財務状況はかろうじて黒字?を維持しているからです。政府の赤字と同額の国民の預貯金があるため、日本全体としてはプラスマイナスゼロということです。なので政府は、まだまだ赤字国債を発行しても大丈夫と思っているのではないかと思われます。しかし裏返せば、政府が赤字(借金)で首が回らなくなれば、国民の金融資産で相殺するということになりますので、そうなれば(可能性大)大増税やひどい場合はデノミ実施、ハイパーインフレなどとなります。
アメリカの場合は日本と違い、海外に国債を引き受けさせているにもかかわらず、結構高飛車な様子です。これはアメリカの軍事力や米ドルの基軸通貨としての位置づけなどが背景にあるようです。どちらにしても、日本政府もアメリカ政府もそろそろ、財務状況は限界に達してきています。一度、巨額に膨らんだ政府の借金を清算するときが近づいています。
今日の相場
USD/JPY 95.02
EUR/JPY 130.82
金    3026円/g
プラチナ 3777円/g
USD/JPYは戻していますが、まだ流れは下落基調と思いますので、昨日取ったポジションはそのまま継続しています。高値圏ではあったのですがAUD/USDロング、EUR/USDロング、AUD/CADロングを少し買ってみたら案の定下げてきました。こちらは長期保有するつもりなので、多少広めのストップで放置しようと思います。貴金属は、金ミニで少しづつ追加で購入し、プラチナは様子見としています。
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