プラチナ価格の下落要因

プラチナ価格の下落要因
国内プラチナ価格は続伸しています。NYプラチナ価格が大幅続伸したことを好感し買いが先行し、概ね堅調に推移しています。相変わらず、中国での宝飾用需要が増加していることや、米国政府が自動車業界への融資継続を決定するとの観測が、景気回復への期待感と共にプラチナ相場を後押ししています。ギブズ米大統報道官は記者団に対し「大統領の考えは、米国には存続可能な自動車メーカーが必要だということだ」と述べています。
しかし、このままビックスリー問題が解決するとはとても思えませんし、この不況が続けばいずれ破綻ということにもなると思います。となると目先の話では、31日に公表する米自動車メーカーに対する措置や(社内での話し合いがまとまらない場合、米政府は最大30日間延期する可能性あり)、4月2日のG20の金融サミットの内容次第では、プラチナ価格が急落する可能性があるかもしれません。ましてやビックスリーの破綻などが視野に入ってくれば、NYダウの暴落と米ドル安に伴い、金やプラチナの価格も大きく調整してくると思います。金は以外に底堅いかもしれませんが、プラチナとガソリンは注意が必要かもしれません。今回のG20を乗り切っても、問題の解決には到底至らないのでしょうから、その場合も常にビックスリーには注視しなければならないと思います。
ちなみに以前から記事にしているとおり、ビックスリー以外にも生保(AIGなど)、銀行(シティーなど)、モノライン(AMBACなど)などの問題が山積しているのです。米ドルは再度下落していく可能性が非常に高いといわざるを得ません。最近は株価が上昇していますがこれらの問題が浮上すれば、あっという間に下落に転じると思います。
今日の相場
USD/JPY 97.84
EUR/JPY 130.10
金    3085円/g
プラチナ 3832円/g
ユーロ圏1月鉱工業生産(前年比)が-34.1%と過去最大の落ち込みを記録し、ユーロは大きく下落しました。また、ECB量的緩和を示唆する記事もあり、ユーロ売りに弾みをつけているようです。この流れが、週明けのビックスリーの救済についての内容次第では、あっけなく反転するかもしれません。来週もUSD/JPYショートの入り場を探したいと思います。
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