マイナー通貨の取引について〜通貨切り上げを利用する

マイナー通貨の取引について〜通貨切り上げを利用する
FXのマイナー通貨取引において米ドルとペッグしている通貨を利用する方法があります。米ドルとペッグしていると相場はほとんど動きません。相場があまり動かないので為替変動リスクは少ないため、取引通貨量を大きくしてスワップ金利を得るという方法です。良く使われていた通貨ペアとしてUSD/OMR(オマーン・リヤル)やUSD/HKD(香港ドル)などがありましたが、スワップが安定せずそれなりのリスクもありました。(ちなみにおいらはUSD/OMRを20万通貨くらい取引をしていました。) 現在では米金利低下に伴い、改めてチャンスが来たのかも知れません。
なので、GCC(湾岸協力会議)加盟国による通貨切り上げを想定した取引方法を紹介します。GCC加盟国であるオマーンカタールクウェートサウジアラビアバーレーンUAEは米ドルとのペッグ制を導入しています。(クウェートは2007年に米ドルペッグ制を廃止し、通貨バスケット連動制に移行しました。)米ドルとペッグしているということは、米国が金利を下げればペッグしている国の金利も下げる必要があります。もし、ペッグしている国の金利が米金利より高ければ、米ドルを売ってその通貨を買うことで、為替リスクを考慮せず金利収入が得られることになりますから…無限裁定取引
今後、もし米ドルの価格が落ちてきて原油の価格が上昇したらGCC加盟国の景気は相対的に良くなり、インフレ抑制のための金利引き上げを検討しなければなりません。(以前にも問題となっていましたが、現在は金融不安でインフレリスクが遠のいたためウヤムヤになっています。) 長い目で見るとアメリカは衰退期にあると思われますし、金利はそう簡単に引き上げることはできず、低金利が長期間続くと思われます。…となると、どこかで原油価格が高騰すれば、金利を上げたいのに上げられないというジレンマに再度陥る可能性があります。前回の原油高騰時、オペックの見解は投機資金によるもの(実際その通りでした)としていましたが、次の原油価格の高騰は一時的ではないかもしれません。…となると通貨の切り上げや米ドルペッグ制の廃止が現実味を帯びてきます。これらの通貨を対USDで買えばリターンを得られるのではないかと思います。GCC加盟国は、統一通貨になる可能性もあり不透明な部分が多いですが、2009年の後半からGCC加盟国通貨の動向を注視したいと思います。
まず、取引する前に過去のスワップの動向を調べ、その他のリスクを検証しようと思います。実際、取引する前に検証結果を紹介します。
今日の相場
USD/JPY  98.86
EUR/JPY  124.69
金    3148円/g
プラチナ 3665円/g
銀    47.04円/g
米雇用統計65.1万人減、2月失業率8.1%となりました。おいらは、今後アメリカの失業率は10%を軽く越えていくと予想しています。当然、日本の失業率ももっと増えるはずです。NYダウ(日経平均も連れ安)の下落、原油価格(コモディティー全般)の緩やかな上昇、金の高騰、プラチナと銀は乱高下しつつ上昇。というイメージは変えていません。プラチナと銀は、結構大した調整も無く金以上に上昇するかもしれませんが、不景気の大底辺りではどうなるか分からないリスクを秘めています。現状では余裕資金があるなら金地金を保有するというのがベストかと思われます。おいらは、金地金の保有は資産防衛と位置づけていますので、投資としての金取引を早急に行おうと思います。CFD取引か金ミニでの取引を考えています。CFDは「Cmc Markets japan」に口座を開いていましたが、今回の金融不安で資金を急遽引き上げましたので、再度入金して取引を再開しようと思います。
テクニカルでは先日からの記事のように、USD/JPYは101円台までの上昇を見込んでいます。ただしここからは下落に転じると予想していますので、ここら辺でショート参戦する予定です。その間デイトレでもしようかと思っていたのですが、ブログのアップと仕事が思ったより大変でデイトレする暇が無いです。それにしても今回の雇用統計は市場予想通りとしても、ファンダメンタルな部分で米ドルなんて下落してもいいはずなのに下落しないのは、相対的に日本と同等(日本も悪い)ということでしょう。でも一番状況が悪いのはアメリカだと思っています。おそらく次の下落の節目が、101円台ということでしょうか?
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マンナンライフ提訴
ちょっと話はそれますが、マンナンライフこんにゃく畑で死亡事故が発生した事件で、マンナンライフが提訴されています。おいらはこんにゃく畑好きだったから残念です。発売中止とかにならなければいいのですが…。そもそもこんなことをいちいち言っていたら餅だって危ないし、屁理屈を言えば包丁だって、石油ストーブだって、車だって危ないです。遺族の無念な気持ちは理解できますが、企業の努力を根底から潰すようなことにならければいいと思います。ここまで話がこじれたのは、もしかしてマンナンライフ側の対応に誠意が足りないなどの問題点があったからなのでしょうか?