中〜長期的視野で金価格を予想してみる

中〜長期的視野で金価格を予想してみる
去年ののサブプライムショックでは、投資家の90%が損をしているか、または含み損を抱えているというアンケートの結果がでていました。さらに、その損失は投資額の40〜50%に及んだ投資家も少なくありません。そして現在、投資家の信用不安は最高に高まっているのでしょう。投資をしている人なら少なからず経済の勉強や市況を把握しようとします。そして株も為替も商品先物もすべの投資商品にベア(弱気)になっているのではないかと思います。もちろんその背景にあるのは各国政府に対する信用不安(日本では財政赤字の問題や年金問題など…)ということになります。円キャリートレードによる円安バブルが崩壊し、小麦や石油などのコモディティーも急騰急落しました。そして引き上げられたお金は現在、金と円に流れています(円の場合は円キャリーの巻き戻しという要因が強い)。近いうちに円の化けの皮は剥がれるでしょうが、急に円安になることは無いと思います。欧米もひどいので円安にふれても調整程度でしょう。
…ということで、本当にお金が流入しているのは間違いなく金市場だと思います。金は歴史的にみると現在の価格は高値水準ですが、円キャリーやコモディティーのお金が今後も金に流れていくと思います。なので、さらに金は高騰するのではないでしょうか?金は2004年辺りから徐々に上昇していましたが、今回の金融不安で下落しました。下落した要因の多くはファンドなどの資金回収(損失補てん)の売りでしょうから、個人投資家が現物で保有している分が金の底値を支えているものと思われます。そして、ここから円キャリーや原油価格の乱高下を起こした投資マネーが本格的に流入するとすれば、金は暴騰してもおかしくありません。
そして金バブルはいつか崩壊すると思いますが、その要因は各国の財政が健全化するということなのでしょう。少なくとも近い将来ではないと思われますし、通貨の信用が健全でなければファンドなどの売りで急落しても、個人の現物保有が少しずつ積みあがり、底値を切り上げていくのでしょう。まずは景気が回復して恐慌の危機を回避しない限り、金は上昇していくと思います。もし景気が回復し、各国の財政が健全化したときは、金なんてどうでも良くなるのでしょう。
今日の相場
USD/JPY  94.07
EUR/JPY  119.96
金    3146円/g
プラチナ 3584円/g
銀    48.30円/g
日本のGDPの低下と中川大臣の辞任がボディーブローのように効いてきたのでしょうか?USD/JPYは92.00を上抜けたので、次の目標は95円台ということになります。仮に95円台を明確に上抜けたらレンジが破られますので、そのときは短期ではロングポジションで良いのかもしれません。まずは95円台でショートポジションを取るという方針でいきます。
そろそろ円の化けの皮が剥がれるのでしょうか?
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