マイナー通貨の取引について〜トルコリラTRY

マイナー通貨の取引について〜トルコリラTRY
マイナー通貨での代表格といえばまずトルコリラ(TRY)でしょう。トルコリラはFXで取引できる通貨の中では一番金利の高い通貨です。これは購入通貨と借入れ通貨の差額であるスワップ金利が一番高いということです。FXの投資方法は大きく2つに分けると為替差益を狙う方法とスワップ金利を貯める方法に分けられますが、このスワップ金利を貯めていくのに非常に都合のいい通貨となります。TRY/JPY、1万通貨の取引で1日あたり約200円の金利がもらえます(2年くらい前は1日あたり約400円くらいでした)。TRY/JPYの現在のレートは55円台なのでTRY/JPYを1万通貨取引するのに約55万円かかります。これで1年間運用したら金利収入が約73000円ということになり、1年間の運用実績は約13パーセントとなります。ちなみにレバレッジを2倍に引き上げれば、TRY/JPYを1万通貨取引するのは約27万円で済みますので、1年間の運用実績は約26パーセントとなります。このようにスワップポイントを目的として売買をするトレーダーをスワップ派と呼びますが、スワップ派の人なら一度はTRY/JPYに興味をもったのではないでしょうか?
金利が高いというのはスワップ金利を得るには都合が良いのですが、高すぎる金利には裏があります。トルコは2001年に為替は対米ドルで70%の下落、金利は一週間で暴騰し国家破産しています。その後デノミが行われたのですが100万分の1に通貨が切り下げられました(日本での100万円が、突然1円になるということです)。今後も何が起こるか分かりません。ストップロスを入れておけば大丈夫でしょうが、週明けでチャートが窓開けすれば(レートが飛ぶこと)ディーラーもストップ指値清算できず、オーダーよりかなり下値で決算条約ということにもなりかねないのです。例えば、80円でTRY/JPYを買いストップロスを78円で逆指値注文たとしても、週明けに売り注文が殺到しレートが50円とかに飛べば、78円より下値の50円付近で決算されることもあります。もちろんその損失は投資家が負担することになります。実際、去年アイスランドが取引停止に追い込まれました。
おいらは、今は金融不安なのでマイナー通貨の取引は控えていますが、レートだけをみればチャンスでもあります。余裕資金で小額取引するならよいかもしれません。トルコリラは結構根強いファンがいますし、おいらもいつかはまた買おうと思っています。現在、スワップ目的でTRY/JPYのロングを取るだけではリスクが大きいので、通貨ペアの相関関係で為替変動を相殺する方法があります。トルコリラには面白い特徴がありますので、そのうち記事にしたいと思います。
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