1月の市況のまとめ - 迷走する投資家の日記

1月の市況について
1月は、とくにユーロが弱かったという印象に尽きるのではないでしょうか？円は単独高で米ドルは円以外では高騰しました。ファンダメンタルでは通貨の強さというのは国力(国の信用など)を反映するはずです。たしかにユーロの構造的問題が露見したのは確かかもしれません。しかし、忘れてはいけないのはファンド等の資金還流(レパトリエーションと言い、金融不安で世界に世界に投資していたお金を清算して自国に引き上げること)による米ドル高ということです。
住宅バブルが崩壊した米国の通貨が高いというのは、本来おかしな話です。…ということはレパトリが一段ついた後に、しかるべき米ドルに対する市場の評価が待っているということではないでしょうか？もし、そうすると純粋に通貨の強さを反映しますので、米国の双子の赤字を考えると長期的視野では、米ドルは下落していく可能性もあります。ちなみに、円も日本の財政赤字が大きいため暴落しそうですが、アメリカと違い国民金融資産がありますから国としてはまだ余裕があります。(ただし、国は国民の預金を没収する狙いがあるわけですから、増税などは避けられないと思いますが…)
今日の相場
USD/JPY　91.34
EUR/JPY　17.14
金　　　　2798円/g
プラチナ　3136円/g
先日のテクニカルのとおり、USD/JPYは92.00で売り(ロスカット93.00程度)、さらに上抜けたら95.00で売り(ロスカット96.00)くらいにして、利喰いは50銭〜1円程度のトレールでついて行くというのが良いと思います。ロングを取りたいなら89.00と87.00が辺りがエントリーの目安になると思います。他の通貨もクロス円ならほぼ同じ動きをしますので、各通貨のレンジを押さえれば同じような戦略で良いのではないでしょうか？トレールなら、例えばショートで下落したときには利益が乗らず、そこから上げた時に利喰えるので、ドーンと下げてドーンと反転した時には利益だけを効率的に得られるし、更にさげても利益を伸ばせるという利点があります。そのつど損切りを切り上げて(切り下げて)相場の動きについて行くということです。
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