金価格の下落を考えてみる

金価格の下落を考えてみる
金価格の下落する要因を考えると、更なるファンドの運用悪化に伴う資金還流(レパトリ)よる下落。USD/JPYの下落(更なる円高)に伴う下落。景気減速によるコモディティー需要の低下に伴う下落。などが挙げられます。ファンドの資金還流はもうかなり進行しているはずなのでもう底値に近いはずだし、さらに下落しても完全に資金還流底したら下げ止まりとなるはずです。USD/JPYが更に円高になれば信用不安から、それ以上に金価格は上昇していると思います。コモディティーの需要低下局面でも、金は通貨としての側面がありますし、現にプラチナや銀に比べて下落は限定的です。
ということでやはり金は買い!!…と思ったのですが。どうもシティーグループが金価格の上昇が2009年中に2000ドル/トロイオンス以上との見解をしているということです。
これには少し違和感を感じます。
ティーは今一番苦しいはずです。信用不安を解消して預金流出を防ぎたいはずのシティーが金は上昇ということ自体、自分の首を絞めているような感じがします。副島氏は、アメリカは今ニューヨーク連銀から貸し出された金を投資銀行空売りして米国債を買っているという見解をしています。本来は金価格はもっと高いのに金キャリーにより上値を押さえられているということです。しかし現在上値を押さえているのが純粋にファンドの換金売りだとしたらどうでしょう…。
現在一般投資家は猛烈な勢いで金を購入しています。シティーも後押しして投資家に金を買わせるような見解をしています。上がったところで初めて先の投資銀行(シティーも含めて)が売り浴びせをかけたら、一気に金価格は暴落し、米国債が買われるということになります。(アメリカとしてはしてやったりでしょう。)そして適度なところで金を買い戻す。という一般投資家としては最悪の状況がまっているのでは…。余裕資金で現物保有している人はほったらかせばいいのでまだましですが、金ETF投資信託のようなものなので損失がでるのではないでしょうか?金ETFの残高がかなり増えているようなので少し心配です。おいらは金投資の性質上、現物保有がよいと思っていますが、これからかなりの下落が起こってもおかしくはないのかと覚悟はしています。(確率は低いと思いますが…)

ちなみに、おいらは金ブル派です。

今日の相場
USD/JPY  89.89
EUR/JPY  118.29
金     2738円/g
プラチナ  3000円/g
為替の方向性はあまり変わりません。アメリカの新規失業保険申請件数などの経済指標の発表後多少下落しているようですが…。昨日EUR/USDが損切りになったので、気持ちを一新するため来週から参戦します。90円台でUSD/JPYのショートを取ろうと思っていたのですが、相場に臨む気にならずブログ更新していました。今はファンダメンタルでガーンと動く可能性があるので指値は控えています。あくまで順張りでトレードしたいと思います。
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