物の値段は誰が決めてるのか…

物の値段は誰が決めてるのか…
米ドルやユーロなどの通貨の相対性価値、石油やコーンや金などの価格はどうやって決まってるのか…この基準が無いから困るのです。でも誰もが、何となくこれらの価値を理解していると思います。たとえば「今年のコーンのできは不作だったから豊漁のサンマよりは値段が高い…とか、米ドルは国家が内戦状態に突入したから信用力の無い通貨…だとか。」これが相場が変動する要因だったはずです。
しかし、今は違います。金融デリバティブ商品やファンド…そこには実態経済を反映しない巨額のマネーが飛び交っています。レバレッジを100倍も掛けた取引など尋常ではありません。企業の為替の決算なんて1日数兆円なのに、そこにうごめく資金は数百兆円にもおよびます。当然実態経済はこの100倍の投資資金の値動きに左右されます。…ホントにいい迷惑です。今回もこの金融危機にユーロ圏から金融取引に制限をかけるよう見直しの声が上がりましたが、アメリカは断固として突っぱねました。アメリカ発の金融危機なのに反省の色は全く見えず、未だこの状況を継続しようとしています。…どうしたものか。
米国住宅バブルの崩壊で米ドル高?
これらの取引残高は、かなり巨額になっていると思われます。何せレバレッジを100倍も200倍も掛けているのでしょうから…。当然、国家も関わっているとすれば、おそらく数千兆かさらに桁が上???10%の損切りでもすごい金額です。アメリカは間違えなく破産の一途をたどり、米ドルは暴落しているはずです。…なのにおかしい。先日の日記にも書いたとおり、投資資金の引き上げにより米ドルは円以外では強いのが現状です。アメリカの経済事情が悪くなったら前面的米ドル安のはずが、資金の引き上げで米ドル高??そんなこと何処の教科書にも書いていません。でもこれが現実なのでしょう。
さらに、債権国である日本に対する借金の目減りを狙うかのような円高米ドル安です。日本以上の債権国である中国にも、常に通貨切り上げを要求してきました。正にアメリカの借金を日本と中国が肩代わりしているという図式ができてしまっています。当然日本は米国債などの売却は、絶対にしません。…というかできません。しかし、中国はどうでしょうか?米国債を何かの切り札として売り浴びせるのか、保有して交渉に使うのか…今後はアメリカと中国の動向は決して無視できません。
今日の相場
USD/JPY 88.58
EUR/JPY 113.47
金 2611円/g
プラチナ 2886円/g
さて、相場ですが、先日の日記に書いたとおり「JPY>USD>EURとその他の通貨」という通りになっています。中期的には今後もこの状況が続くと予想しますのでポジションは継続で徐々にストップを切り下げていきます。ただし利益確定などによる反発は当然逆になりますので、そのつど注意が必要ですね。銀地金は34円/gを切ってくれば買おうと思います。さらに下落すれば地金は迷わずナンピンします。何せ実物資産なので余裕資金で購入するなら怖いものなし?…です。
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