ユーロ安がギリシャを救う?

ユーロ安がギリシャを救う?
ユーロ圏ソブリンリスクが表面化して、ここまでユーロ安が続いてきたわけですが、米国やその他先進国の財政事情がよいわけでもありません。ユーロが一方的に売られてきた感がありますが、現状ではユーロ売りも、ある程度の達成感があるのかと思います。
ここまでユーロ安が進行すると、ドイツやフランスの貿易黒字が拡大するのは当たり前のことで、ユーロ安の恩恵を受けているといえるわけです。当然ギリシャなどはその恩恵を受けられないわけですが、ユーロからの財政支出をドイツなどが担っているとすれば、ある程度のマネーの循環も成り立っていると考えることもできます。
ギリシャのせいでユーロ安→ドイツの貿易黒字拡大→ドイツの貿易黒字でギリシャを支える
ということで、ドイツの貿易黒字がユーロ圏以外で拡大すれば、ギリシャの財政も除々に減少するかもしれません。八方ふさがりと思えたギリシャの財政不安も、ユーロが一枚岩となって対処すれば、決して乗り切れないのではないかと思えるわけです。通貨安の利益をギリシャが教授できない分、ユーロ主要国が代わりに利益を教授し、PIIGSなどに還元するという循環が成り立てばよいわけです。
今日の相場
USD/JPY 90.65
EUR/JPY 112.17
金(国内小売)  3858円/g
白金(国内小売) 4956円/g
とにかく先日から記事にしているとおり、ユーロは材料出尽くし感があります。米国はこれから、経済指標で粉飾していた部分が露呈されていくと思われますが、それがすぐ目の前に迫っている雰囲気となっています。
おいらは依然EUR/USDロングの取引を継続します。
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