1000円硬貨の発行

1000円硬貨の発行
今後、政府は「財政政策(財政出動)」と「金融政策(量的緩和)」を行ないつつも、対極の政策である「財政の健全化(事業仕分けなど)」を行なうわけです。その結果、景気が回復し、財政も回復して欲しいところですが、現実は難しいでしょう。(はっきり言って無理ではないかと…)
以前、景気回復と財政の健全化の両立は、対極の関係にあるため極めて困難であるとのコメントもいただき、確かにその通りだと思いました。財政の健全化を行なうとすれば、かなりの痛みと混乱(増税や福祉等予算削減や最悪預金封鎖とか)が伴います。これはもう話が暗くなるばかりなので、財政の健全化は後で考えるとして、ひとまず財政出動量的緩和について考えてみました。
仮に景気回復に着目して財政政策を行なうとすれば、やはり一般市民の懐が潤わなければなりません。要は、巨額の財政出動が、官僚や一部の特権階級のためではなく、一般市民にお金が回るようにしなければならないという事です。財政出動は一般庶民の雇用の創生になるような使い方をし、量的緩和では政府発行通貨を国民一律に分配するというのはどうでしょう。
日本での政府発行通貨は硬貨(コイン)のことです。おいらが求めるのは1000円コインの発行です。ここに金を0.05グラム程度練り込んでおけば良いと思います。(できれば1万円コインなどを発行すれば更によいと思うのですが、さすがに海外から批判されそうです。)
このコインを増産し、増産分を定額給付金として配れば(実際コインを配るわけではありません)下手な財政出動より効果が有ります。定額給付金のいいところは、お金が金持ちに集まらず公平に配られることと、格差の解消になるという点です。当然インフレリスクをコントロールできるという前提の話ですが…。(個人的にはインフレリスクをコントロールすることは難しいと思っていますし、政府発行通貨の発行は最後の手段と思っています。)
話は戻りますが、硬貨を造るという事にすれば、大義も立ちますので1000トン位の金を国内に持ち込めばいいわけです。金保有高としては計上しなくてもいい?のでしょうから、いざとなれば硬貨から、金を回収すればよいし、レアメタルを硬貨に練り込む(あるいは埋め込む)ことも可能です。硬貨は紙幣のように紙屑にはならないという事がメリットなのです。1000分の1とかに通貨を切り下げることも簡単にできなくなりますし…。
日本保有の金現物は国内に無く、米国が米国内に預かっている状況と聞きます。ならば、硬貨として国内に持ち込み流通させるというのが上策とではないでしょうか。
ちなみに日本で、ハイパーインフレとかになった時にお金をすべて1円玉に交換して、溶かしてアルミとして売ればかなり儲けられるのでしょうか?例えばジンバブエの通貨の額面が4〜5桁切り上がったとき(硬貨の額面より、硬貨を鋳造する鉱物資源の価格が高くなる場合)に、資金を硬貨にすべて両替し、鉱物資源として売りさばけば、儲けられそうです。もちろん日本で硬貨を勝手に溶解するのは違法行為ですが…
今日の相場
USD/JPY 91.71
EUR/JPY 131.03
金(国内小売)  3405円/g
白金(国内小売) 4438円/g
USD/JPYのロングポジションは約100pips抜きで利喰い決算できました。現在は91円後半となっていますが、ここら辺(92円付近)で多少の調整がありそうなのでスクエアとしました。本日は、11月新築住宅販売件数の発表もありますが、これも悪い数字にはならないと予想しています。ファンダを見る限りでは調整があったとしても大きくは無く、円安方向に推移するとみています。現状ではUSD/JPYは押し目でロングという方針でトレードをしようと思っています。ただし、ストップ注文は必ず入れておかなければなりません。
また、円安に推移するという事は、ある程度までは金価格は下落するという事です。現状では大きく下落するとは思えませんが、ある程度の調整期間(下落相場)と見ています。
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