破産覚悟の高レバレッジ投資で一発逆転

破産覚悟の高レバレッジ投資で一発逆転
FXのレバレッジ規制が来年から徐々に行なわれますが、現在ではまだ400倍くらいのレバレッジをかけて取引をすることが可能です。おいらは、このような投資方法を肯定しているわけではないということを前提に、高レバレッジを利用したトレード方法を紹介したいと思います。
まず、参考としてUSD/JPY(レート100円)で100万円をレバレッジ400倍のトレードをした場合を考えてみます。この時の取引額は単純計算で4億円ということになりますので、400万通貨のポジションを保有することができます。そして25pips逆に振れたら、強制的にストップロスとなり100万円を失って退場ということになります。
ここまでなら、ただの丁半博打で終わってしまいますが、これを米ドルとペッグしている通貨で行います。現在はスワップが低くなっていて、利益は出しにくい状況ですが、もし今後の経済状況が好転し、米国経済が安定すればスワップが1万通貨あたり50円くらいの状況は十分考えられます。米ドルと対象通貨のレートを1として、先程の計算で100万円でトレードすると、1日に2万円のスワップ収入が得られます。しかも、米ドルとペッグし、相場はほとんど動きませんので、為替変動リスクは極端に低いといえます。
一見安全な投資のように思われますが、このような通貨は「通貨切り上げ(下げ)」を行なうことが、ごくまれにあります。となれば、当然ストップロスなど関係なく値が逆方向に飛ぶことがありますので、一気に数千万円のマイナスを計上する可能性があります。もちろん同方向に飛べば数千万円の利益が出ることになります。
という事で、もし負債を抱えた場合はFX会社から請求が来るのでしょうが、ここで自己破産をしてしまえば、負債は免除ということになります。自分の資産を配偶者に移したり、寝たきりになった祖父母を利用したりして、計画的に実行する人も中にはいると思われます。悪質な場合では、路上生活者やダミー会社を使うということも可能かもしれません。また、個人が払えなかった負債は、当然FX会社が持たなければなりません。
このように、レバレッジが高いと総じて悪い面も増えてきます。レバレッジ規制や口座の開設における審査などは、やはり必要なのではないかと考えています。
先日、FXのレバレッジ規制について記事にしました。今紹介したような投資方法についても、賛否両論だと思います。高レバレッジ取引は、ボラティリティーが大きくなるため、市場に対してマイナスの面があるのかと思っています。しかし、マネー経済(実際の物やサービスの売買ではなく、お金を商品として為替取引などを行なうこと)が全体の9割を越える現状では、今更何を言っているのか…という気もします。
高レバレッジ取引は、投資というよりギャンブル性が高くなるので、おいらは控えています。レバレッジを低く抑えたらギャンブルでは無いのかと言えば、そうでもないでしょう。それは個人の線引きにまかせるしかありません。ちなみに、手前味噌の線引きは2/21に記事にしましたので、参考にしてください。
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