米ドルストレートとクロス円の暴落懸念

米ドルストレートとクロス円の暴落懸念
近頃は、米ドルストレートでの米ドル安が目立ちます。現状では、クロス円の円安と共に、USDとJPYの弱さが際立っているようです。今後もこの流れは底堅く推移しそうでもあります。
…しかし、このような状況が一番危ないのも事実です。このような状況から米経済指標の悪化や、金融関連の不安材料が表面化したりすると、米ドルストレートで一層米ドル安になるわけではありません。前回の金融危機と同様に、米ドル高になる可能性が非常に高いと考えた方が無難でしょう。大きな資金還流の動きが出れば、間違い無く円高と米ドル高に移行するはずです。この場合、米ドルストレートとクロス円は急激な暴落にさらされるはずです。ここからクロス円のロングを仕込もうと考えている人は、必ずストップロスを入れるべきでしょう。(利益が乗っている人も、利益確定のストップを忘れずに…)
おいらは、こんな吹きあがった状況でクロス円のロングや米ドルストレートのショートを仕込む気にはなりません。テクニカルだけの判断なら十分いけそうですが、ファンダメンタルでの不安要素が大き過ぎます。
今日の相場
USD/JPY 95.30
EUR/JPY 137.33
金(国内小売)　 3132円/g
白金(国内小売) 4159円/g
先程USD/JPY95.20でショートポジションをとりました。週末まで持ち越すつもりなので、損切りは150pipsとし、利喰いは入れずについて行きたいと思っています。USD/JPYのチャートを見ると、上昇の勢いが落ち始めたように見えます。8/7の米失業率では、たとえ市場予想(9.6％)より良い数字が出ても、根本的な改善が為されていないなどの理由から、徐々に下落圧力が強まるのではないかと思っています。
金とプラチナは、為替と同じ理由からスクエアで様子見とします。今後貴金属も上値は重いでしょう。貴金属は次なる暴落までじっくり待ち、為替や株と乖離しはじめたら金を買い増していき、プラチナはなるべく底を確認してから順張りで購入するのが良いと思っています。貴金属で目先の取引がしたくなったら、また改めて考えたいと思います。

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